― 両方で費用が発生する理由と、正しい考え方 ―
楽天市場を運営していると、
「1件の購入に対して、楽天アフィリエイトとRPP広告の両方で費用が発生している」
という状況に戸惑うことがあります。
- アフィリエイト報酬も発生している
- RPP広告費も計上されている
一見すると、
「二重でコストを支払っているのではないか」
と感じてしまうかもしれません。
しかし、この現象は
楽天市場のユーザー行動を理解すると、ごく自然な結果でもあります。
本記事では、
楽天アフィリエイトとRPP広告が同時に計上される理由と、
店舗側としての正しい捉え方を解説します。
アフィリエイトとRPP広告が両方計上される購入導線
まず結論から言うと、
ユーザーが購入までに複数の行動を挟んでいる場合、
アフィリエイトとRPP広告の両方が有効になることがあります。
具体的なユーザー行動を、
時系列で整理してみます。
購入に至るまでのユーザー行動の一例
ステップ①:アフィリエイトリンクから商品を知る
ブログやSNS、レビューサイトなどで
商品が紹介され、
アフィリエイトリンクをクリックして商品ページに訪問します。
ステップ②:すぐに購入せず、検討段階に入る
この時点では購入せず、
- カゴに入れる
- お気に入り登録をする
- ページを閉じる
といった行動を取るケースは非常に多く見られます。
ステップ③:改めて楽天市場内で検索する
時間を置いた後、
あるいは直後に、
- 「他店の方が安くないか」
- 「もっとレビューが多い店舗はないか」
と考え、
楽天市場の検索窓から再検索します。
ステップ④:RPP広告をクリックして購入
検索結果の上部に
RPP広告として商品が表示されていれば、
そこをクリックして商品ページに再訪し、
そのまま購入を確定させる。
このような導線をたどった場合、
楽天のシステム上は、
アフィリエイト経由・RPP広告経由の両方が成立
していると判断される可能性があります。
なぜ両方の費用が発生するのか
楽天市場では、
- アフィリエイト:成果報酬型
- RPP広告:クリック課金型
という、
異なる基準で成果が計上されます。
そのため、
- 商品を知った「きっかけ」がアフィリエイト
- 最後に購入を後押ししたのがRPP広告
という場合でも、
それぞれが有効な経路として認識され、
アフィリエイト報酬と広告費が両方発生する
という結果になります。
こうしたケースは一般的に多いのか
結論として、
このようなケースは決して珍しくありません。
楽天市場のユーザーは、
- 比較検討を前提に行動する
- 一度で購入を決めない
という傾向が強く、
「商品を知る → 比較する → 最後に決める」
というプロセスを踏むのが一般的です。
その過程で、
- アフィリエイトで認知
- 検索時にRPP広告で再接触
という流れが生まれやすく、
結果として費用が重複して計上されることがあります。
店舗側としての正しい考え方
この現象を
単純に「無駄なコスト」と捉えてしまうのは危険です。
考え方としては、
- アフィリエイト
⇒ 商品の「認知」を広げた役割 - RPP広告
⇒ 他店舗へ流れる前の「最後の刈り取り」
という、
役割分担によって1件の売上が成立した
と捉えるのが適切です。
RPP広告を止めた場合に起こり得るリスク
もし、
「二重コストが嫌だから」と
RPP広告を止めてしまった場合、
- アフィリエイトで興味を持ったユーザーが
- 検索に戻った際
- 競合店舗のRPP広告をクリック
というリスクが一気に高まります。
結果として、
- アフィリエイトで集めた見込み客を
- 他店に奪われる
という、
最も避けたい事態を招く可能性があります。
まとめ|両方で費用が発生するのは「奪い合いを防いだ結果」
楽天アフィリエイトとRPP広告の両方で
費用が発生している場合、
それは、
- 認知
- 比較
- 最終決定
というユーザー行動のすべてに
自店舗が関与できた結果と考えることができます。
重要なのは、
- 両施策の仕組みを理解したうえで
- 利益率を見ながら
- 意図的に併用すること
です。
「なぜ両方かかっているのか分からない」状態から、
「狙って両方を使っている」状態へ。
この意識の違いが、
楽天市場での広告運用の成果を大きく左右します。


