RPP広告のアクセス数と参照元不明のアクセスについて

楽天

RPP広告を運用していると、
「RPP広告のアクセス数とRMSの店舗アクセス数が合わない」
「参照元不明のアクセスが急増している」
といった不安を感じることがあります。

広告費は発生しているのに、購入数が思ったほど伸びないと、
「これはBOTやスパムではないのか?」
と疑いたくなるのも無理はありません。

ここでは、RPP広告のアクセス数とRMSの数値が乖離する理由、
そして参照元不明アクセスの正体について、冷静に整理していきます。


RPP広告のアクセス数とRMSの店舗アクセス数が合わない理由

RPP広告のクリック数と、RMSで確認できる店舗アクセス数が一致しないのは、
実は楽天市場に限った話ではありません。
広告運用全般で、比較的よく起こる現象です。

主な原因は、大きく分けて3つあります。


計測ロジック(数え方)の違い

まず押さえておきたいのが、
RPP広告とRMSでは「アクセスの数え方」が異なるという点です。

RMSの店舗アクセス数は、
楽天会員IDを基準とした「ユニークユーザー(UU)」で計測されます。

つまり、

  • 同じユーザーが
  • スマホとPC
  • 何度ページを見ても

原則「1アクセス」として扱われます。

一方、RPP広告のアクセス数は、
クリックされた回数そのものがカウントされます。

同一ユーザーが何度も広告をクリックすれば、
その分だけRPP側の数値は増えていきます。

この時点で、
「RPP広告の方がアクセス数が多く見える」
という状況は、ある意味自然なものだと言えます。


ページ読み込み前の離脱

次に考えられるのが、
ページが完全に表示される前に離脱しているケースです。

ユーザーがRPP広告をクリックしたものの、

  • 通信環境が悪い
  • 表示が遅い
  • 思っていた商品と違った

といった理由で、
ページの読み込み完了前に戻ってしまうことがあります。

この場合、

  • RPP広告側:クリック「1」として計上
  • RMS側:計測タグが動かず「アクセスなし」

となり、数値に乖離が生じます。

アクセスが増えてきたタイミングほど、
こうした離脱も一定数含まれるため、
乖離が大きく感じられやすくなります。


Cookie制限やブラウザの影響

近年は、

  • ブラウザのトラッキング制限
  • Cookie利用の制限強化

といった影響が非常に大きくなっています。

この影響で、
RMS側の計測タグが正常に動作せず、
本来カウントされるはずのアクセスが漏れてしまう
ケースも珍しくありません。

その結果、
RPP広告のクリック数だけが多く見え、
RMSのアクセス数が少なく表示されることがあります。


参照元不明のアクセスが増える理由

RMSでアクセス解析を確認した際、
「参照元不明」が急増していると、不安になります。

しかも、
アクセス数は増えているのに購入数は変わらないとなると、
BOTやスパムを疑いたくなるのも自然な感覚です。

ただし、参照元不明=即BOTという判断は、少し早計です。


Cookie制限による参照元情報の欠落

現在、参照元不明が増えている最大の要因は、
Cookie制限による計測ブロックだと考えられます。

本来であれば、

  • RPP広告
  • 検索結果
  • 外部リンク

といった参照元情報が引き継がれるはずのアクセスでも、
ブラウザや端末の設定によっては、
その情報が取得できず「参照元不明(Direct)」として
処理されてしまいます。

これは、
計測できなかっただけの「正規ユーザー」である可能性が高く、
必ずしも不正アクセスではありません。


楽天市場アプリ経由のアクセス

もう一つ見落としがちなのが、
楽天市場アプリからのアクセスです。

アプリ内の遷移経路によっては、

  • どこから来たのか
  • どの広告を踏んだのか

といった情報が、
RMS上で正確に判別できないケースがあります。

その結果、
実際にはRPP広告や検索経由であっても、
参照元不明として計上されることがあります。


BOTやスパムと判断すべきか?

結論として、
参照元不明が増えている=BOTやスパム
と断定することはできません。

むしろ、

  • Cookie制限
  • ブラウザ仕様
  • アプリ経由の仕様

といった、
計測上の限界によって生じているアクセス
多く含まれている可能性が高い状況です。

数値だけを見て、
「広告が無駄になっている」と即判断するのは、
少し危険と言えるでしょう。


最終的な判断と対処方法

とはいえ、
データだけでは判断しきれない部分が多いのも事実です。

  • 明らかに異常な数値が続く
  • 広告費だけが増え、売上に全くつながらない
  • 特定商品のみ極端に挙動が異なる

といった場合は、
担当ECCに状況を共有し、確認してもらうことが最も確実な方法です。

楽天内部のデータを含めて確認してもらうことで、
単なる計測上の問題なのか、
改善すべき設定があるのかを切り分けやすくなります。


まとめ:数字に振り回されすぎないことが重要

RPP広告のアクセス数とRMSの数値、
そして参照元不明のアクセス増加は、
必ずしも異常事態とは限りません。

広告運用においては、

  • 数字の「意味」を理解すること
  • 計測の限界を知ること
  • 単発の数値で判断しないこと

が非常に重要です。

不安になったときこそ、
冷静に構造を整理し、
必要に応じてECCと連携しながら
運用を続けていくことが、結果的に最短ルートになります。

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