【楽天市場】 セット商品の販売方法について

楽天市場
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【この記事を書いた人】
ECnews編集部 / 岡田 翔
衣料品商社のEC事業部を経て、2007年からECショップの運用代行を立ち上げ、
多数の楽天市場・Yahooショッピング・Amazonを運営されている事業者様の売上を拡大。
ファッションから雑貨小物、日用品や食品まで、多岐にわたるジャンルを支援しています。
売上UPから各モールでのトラブル処理など、現在の最新の情報からお店と伴走した過去の実績や解決例を赤裸々に語っています。

楽天市場で「選べるセット商品」を設計する際、
多くのEC担当者が直面するのが、

・複数グループからの選択
・選択数の制御
・同一商品の重複禁止

この3つをどう実現するかという問題です。

結論から言うと、楽天の仕様上、
この3つを完全に同時実現することはできません。

ただし、売上を最大化する現実的な設計は存在します。
その具体策を解説します。


■今回のセット構成(設計例)

まず前提となる商品構成です。

【Aグループ(3つ選択)】
・鮭
・ツナマヨネーズ
・明太子バター
・塩むすび
・昆布

【Bグループ(3つ選択)】
・マグロユッケ
・サーモンマヨ
・野沢菜
・卵焼き
・梅
・ベーコン

【Cグループ(3つ選択)】
・スパム
・ソーセージ
・山菜
・牛丼風
・カレー風味
・チャーハン
・エビきのこ
・ピラフ

【Dグループ(1つ選択)】
・炊き込み
・塩玄米
・雑穀米
・五穀米

→ 合計「3+3+3+1=10個選択」
→ どの組み合わせでも一律価格


■楽天の仕様的な制約(重要)

楽天の商品オプションには、以下の制約があります。

・選択数の上限を制御できない(チェックボックス)
・重複選択を防げない(プルダウン)

つまり、

「3つ選ばせる」か「重複を防ぐ」かのどちらかしか実現できません。

ここを理解せずに設計すると、
運用崩壊 or クレーム増加につながります。


■最適解①:チェックボックス運用(推奨)

実務的に最もバランスが良いのはこの方法です。

▼設定方法
・各グループをチェックボックスで作成
・選択肢に上記のおにぎり具材を設定

▼この方法の本質
・同じ具材の重複は防げる
・ユーザーは直感的に選べる

▼デメリット
・3つ以上選べてしまう


■実務でのカバー方法(ここが重要)

システムで制御できない部分は、運用で補完します。

具体的には、

・「※各グループ3つ選択してください」と明記
・商品画像内にも同様の注意書きを入れる
・注文後に選択内容をチェック
・誤選択時は連絡して修正

この運用は、実際に多くの楽天上位店舗が採用しています。


■最適解②:プルダウン(非推奨だが用途あり)

▼設定方法
・A-1、A-2、A-3のように分割

▼メリット
・必ず3つ選択させることができる

▼デメリット
・同じ具材を3回選べてしまう

👉 ギフト系など「形式重視」の場合のみ検討


■なぜ“完璧な制御”を目指してはいけないのか

楽天運用で最も重要なのは、

「制御精度」ではなく「購入率(CVR)」です。

例えば、

・選択が難しい → 離脱
・ルールが複雑 → カゴ落ち

この影響の方がはるかに大きいです。


■売れるセット商品の設計ポイント

ここからが本質です。

① 人気具材を各グループに分散
→ 鮭・ツナマヨ・サーモンなどは必ず配置

② 選びやすさを優先
→ 選択肢が多すぎると迷いが発生

③ 「おすすめ」を明示
→ 例:人気No.1、店長おすすめ

④ 直感的に理解できる構成
→ 見た瞬間に「選べそう」と思わせる


■さらに売上を伸ばす改善施策

・「組み合わせ例」を商品ページに掲載
・ランキング形式で見せる
・写真で具材を可視化
・選択導線を上部に配置

👉 楽天では「視覚設計」がCVRを大きく左右します


■まとめ

・楽天では選択数制御+重複禁止は同時実現不可
・チェックボックス運用が最適解
・不足部分は運用で補う
・最優先は「選びやすさ」と「CVR」


■EC担当者への結論

この手の設計で成果を出す担当者は、
共通して以下の思考を持っています。

「システムに合わせる」のではなく
「売れる形に最適化する」

楽天は自由度が低い分、
設計力と運用力で差が出るプラットフォームです。

完璧な仕様を目指すのではなく、
“売れる不完全さ”を設計することが最適解です。

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