楽天市場で商品運営を行っていると、
- 「既存SKUを別ページへ移動したい」
- 「送料設定の都合でSKUを分離したい」
- 「レビューや販売実績を維持したまま商品構成を変更したい」
といったケースは少なくありません。
特に近年は、ソーシャルギフトやSKUプロジェクトの影響により、
SKU構成を見直す店舗様も増えております。
しかし、楽天市場では「SKU管理番号」「商品ページ単位」で
販売実績やレビューが管理されているため、
構成変更時には注意が必要です。
本記事では、
- SKUを別ページ化した場合の販売実績の扱い
- レビュー移行の可否
- 「倉庫入り」と「削除」の違い
- 実務上の注意点
について、楽天市場の仕様をもとに詳しく解説いたします。
楽天市場の販売実績は「SKU管理番号」単位で管理される
楽天市場では、販売実績や実績データは
「SKU管理番号」単位で管理されております。
そのため、
- 既存SKUを削除
- 新規商品ページへ再登録
- SKUを別ページへ移設
といった対応を行った場合でも、
過去の販売実績を新しい商品ページへ引き継ぐことはできません。
つまり、
「同じ商品だから実績も引き継がれる」
という仕様にはなっていない点に注意が必要です。
SKUを独立ページ化してもレビュー・販売履歴は移行不可
たとえば、
- 商品ページ内に4SKU存在
- そのうち1SKUのみ送料設定の都合で分離したい
- 独立商品ページとして新規登録したい
というケースでも、
以下は引き継ぎ不可となります
- 販売実績
- 売上履歴
- 商品スコア
- レビュー件数
- レビュー評価
特にレビューについては、
以前はSKUプロジェクト移行時に
レビュー移行申請が可能な時期もありましたが、
現在は受付終了となっております。
そのため、現在はレビュー移行対応は不可です。
「倉庫入り」と「削除」の違い
SKUを運用停止する場合、
- 倉庫入り
- 削除
の2パターンがございます。
この2つは挙動が大きく異なります。
SKUを「倉庫入り」にした場合
SKU倉庫へ移動した場合は、
一時的に販売停止状態となります。
特徴
- SKU情報自体は保持される
- 再度倉庫から出せば販売再開可能
- 過去データも維持される
- 販売実績のカウントは停止
つまり、
「一時停止」
に近い状態となります。
SKUを「削除」した場合
一方、SKUを削除した場合は注意が必要です。
削除時の主な影響
- SKU情報が消去される
- 販売実績が初期化
- 元に戻せないケースがある
そのため、
「今後再利用する可能性があるSKU」
については、
削除ではなく倉庫入りの方が安全なケースもございます。
商品レビュー自体はページ単位で残る
ここで混同しやすいのがレビュー仕様です。
楽天市場の商品レビューは、
SKU単位ではなく「商品ページ単位」で管理されています。
そのため、
- SKU削除
- SKU倉庫移動
を行った場合でも、
商品ページ自体が存在している限り、
レビュー一覧ページは残ります。
ただし、
新しく作成した別商品ページへレビューを移す
ことはできません。
ソーシャルギフト対策でSKU分離するケースは増加中
最近では、
- 送料無料SKU
- 送料別SKU
- ギフト対象SKU
- 通常配送SKU
を分離するために、
商品ページを独立化する店舗様も増えております。
特にソーシャルギフトでは、
- 送料無料条件
- 配送方法
- 一部SKUの送料設定
が影響するケースもあるため、
SKU構成の見直しが必要になる場合があります。
ただし、その際には、
- 実績リセット
- レビュー分散
- 商品スコア低下
などのデメリットも発生するため、
慎重な判断が重要です。
実務上は「レビュー」と「運用効率」のバランスが重要
SKU分離を行う際は、
検討ポイント
- 現在のレビュー件数
- 商品スコア
- SEO流入
- 転換率
- ソーシャルギフト対応
- 送料設計
- 運用効率
などを総合的に比較し、
「レビュー維持を優先するのか」
「運用最適化を優先するのか」
を判断する必要があります。
まとめ|SKU移設では販売実績・レビュー移行は基本不可
楽天市場では、
- 販売実績
- 商品スコア
- 売上履歴
はSKU管理番号単位で管理されております。
そのため、
既存SKUを別商品ページへ移動した場合でも、
販売実績を引き継ぐことはできません。
また、レビュー移行対応も現在は終了しております。
SKU構成変更を行う際は、
- 「倉庫入り」
- 「削除」
- 「新規ページ化」
それぞれの影響を把握した上で、
慎重に運用設計を進めることをおすすめいたします。


