楽天の商品ページを運用していると、
- サイズ名称を変更したい
- カラー表記をわかりやすくしたい
- バリエーションの表記を統一したい
といった場面がよくあります。
しかし楽天RMSの仕様では、既存バリエーションの項目名を直接変更することができません。
そのため「削除して作り直すしかないのでは?」と悩む店舗様も多いのではないでしょうか。
さらに問題になるのが、販売実績やSKU情報の引き継ぎです。
もし誤った方法でバリエーションを作り直してしまうと、これまで蓄積されてきた売上データがリセットされてしまう可能性があります。
そこでこの記事では、SKU管理番号と販売実績を維持したままバリエーション項目名を変更する方法について解説します。
楽天の仕様:バリエーション項目名は変更できない
楽天RMSでは、バリエーション設定の「STEP1:項目・選択肢設定」において、既存項目に対してできる操作は次の通りです。
- 項目名の変更:不可
- 項目の削除:可能
- 新規項目の追加:可能
つまり既存の項目名を変更する場合、一度削除して新しく作り直す必要があります。
通常の方法だと発生する問題
バリエーションを削除して再作成すると、次のような影響が出る可能性があります。
| 項目 | 影響 |
|---|---|
| SKU管理番号 | 削除される |
| 商品属性 | リセットされる |
| 販売実績 | 引き継がれない可能性がある |
楽天ではSKU管理番号が変更されると、システム上は別の商品バリエーションとして扱われることがあります。
その結果、これまで蓄積されてきた売上実績や商品属性の情報が失われることがあります。
特に売れている商品ページの場合、これは大きなリスクになります。
回避方法:SKU情報取り込みを活用する
実は、楽天RMSの機能を活用することで、SKU管理番号や商品属性、販売実績を引き継ぎながらバリエーションを編集する方法があります。
それが、ダミーバリエーションを追加してSKU情報を取り込む方法です。
この方法を使うことで、
- SKU管理番号の引き継ぎ
- 商品属性の復元
- 販売実績の維持
といった対応が可能になります。
※楽天の仕様変更により将来的に利用できなくなる可能性があります。
対象モール
この方法は以下のモールでも応用可能です。
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
- Amazon
- auPayマーケット
複数モール運用をしている店舗では、覚えておくと役立つテクニックです。
手順① 管理番号を確認する
まず対象商品の管理番号を確認します。
控えておく項目は次の2つです。
- 商品管理番号(商品URL)
- SKU管理番号
この情報は後の作業で必要になりますので、必ずメモしておきましょう。
手順② ダミーバリエーションを追加する
次に商品編集画面を開き、バリエーション設定を編集します。
- バリエーションタブの「編集する」をクリック
- 「項目を追加」を選択
- ダミーの項目を作成
例:
| 項目名 | ダミー |
|---|---|
| 選択肢 | ダミー |
このダミーバリエーションを追加することで、商品情報を編集できる状態を作ります。
同時に、修正したいバリエーション名を変更します。
例
変更前:あか
変更後:赤
編集が完了したら「バリエーションを作成」をクリックします。
手順③ SKU管理番号を一時変更する
SKU管理番号が同一のままだと更新エラーになるため、一時的にSKU管理番号を変更します。
例:
変更前
SKU001
変更後
SKU001-temp
変更後に「SKUを確定」をクリックします。
手順④ SKU情報を取り込む
次に、過去のデータベースから商品属性を復元します。
手順は以下の通りです。
- 「SKU情報を取り込む」をクリック
- 商品管理番号とSKU管理番号を入力
- 「検索」をクリック
- 該当データを確認
- 「情報を取り込む」を選択
これにより、過去の製品情報(商品属性)が復元されます。
すべての情報を確認したら、「更新する」をクリックして商品情報を更新します。
※この更新を行わないと、重複SKUエラーが発生することがあります。
手順⑤ ダミーバリエーションを削除する
次に、追加したダミーバリエーションを削除します。
操作手順は次の通りです。
- バリエーション編集を開く
- ダミー項目の「削除」をクリック
- 「バリエーションを作成」を選択
手順⑥ SKU管理番号を元に戻す
次にSKU管理番号を元の番号に戻します。
最初に控えておいたSKU管理番号を入力し、「SKUを確定」をクリックします。
手順⑦ 再度SKU情報を取り込む
最後にもう一度、SKU情報の取り込みを行います。
入力する情報は以下です。
- 商品管理番号
- 元のSKU管理番号
検索後、「情報を取り込む」をクリックし、最後に「更新する」を押します。
完了:販売実績を維持したまま編集できる
この方法を使うことで、以下の情報を維持したままバリエーション編集が可能になります。
- SKU管理番号
- 商品属性
- 販売実績
つまり、売れている商品ページを壊さずに改善できるという大きなメリットがあります。
注意点
楽天サポートからの情報によると、以下の条件を満たしている場合、販売実績が引き継がれる可能性があります。
商品管理番号 = SKU管理番号
ただし、楽天の仕様変更によって挙動が変わる可能性もあります。
実施する際は、まずテスト商品で検証してから本番商品で行うことをおすすめします。
まとめ
楽天RMSでは、バリエーション項目名を直接変更することができません。
しかし、ダミーバリエーションとSKU情報取り込み機能を活用することで、SKU管理番号や商品属性、販売実績を引き継ぎながら編集することが可能です。
特に売れている商品ページの場合、ページを作り直すことは大きなリスクになります。
今回の方法を覚えておくことで、販売実績を守りながら商品ページの改善を進めることができるようになります。


