アフィリエイトとRPP広告が同時に計上される理由
楽天市場で運用していると、
「1件の注文に対して、アフィリエイト報酬とRPP広告費の両方が発生している」
というケースに遭遇します。
結論から言うと、これは**仕様上“正常な挙動”**です。
なぜなら、楽天の計測は
**“最終接点だけでなく、複数の接点を評価する構造”**になっているためです。
ユーザーの実際の行動フロー
この現象は、ユーザー行動を分解すると理解できます。
典型的な購買導線
① アフィリエイト記事・SNSから商品を認知
↓
② 商品ページを見るが、その場では購入しない
↓
③ 後日または直後に楽天内検索を行う
↓
④ 検索結果のRPP広告をクリック
↓
⑤ 購入
この場合、
- アフィリエイト → 初回接触(認知)
- RPP → 最終接触(刈り取り)
となり、両方に成果が紐づく構造になります。
この“二重計上”は異常なのか?
結論:むしろ正常かつ健全な状態です。
多くのEC担当者が誤解しがちですが、
これは「無駄な広告費」ではありません。
よくある誤解
- 「同じ注文で2重課金されている」
- 「どちらかを止めるべきでは?」
→ この判断は危険です。
本質は“役割分担”
| 施策 | 役割 |
|---|---|
| アフィリエイト | 認知・興味喚起 |
| RPP広告 | 比較検討後の刈り取り |
つまりこれは、
👉 1人のユーザーを“複数の施策で取り切った成功パターン”
です。
なぜこのケースは頻発するのか?
現在の購買行動は、
“即決しない”のが前提です。
ユーザー心理
- 他店と比較したい
- レビューを確認したい
- 価格を見たい
この時、多くのユーザーは
一度「楽天検索」に戻るという行動を取ります。
ここで重要なのが、
👉 RPPを出していないと他店に流れる
という点です。
店舗としての正しい考え方
この現象は、こう定義してください。
NGな捉え方
- コストが無駄に増えている
正しい捉え方
👉 「認知+刈り取りの両方で勝った1件」
RPPを止めると何が起きるか
ここは非常に重要です。
もしRPPを止めた場合:
- アフィリエイトで興味を持つ
→ ユーザーが検索に戻る
→ 競合のRPP広告をクリック
→ 他店で購入
つまり、
👉 “最後の1クリック”を競合に奪われる
リスクが発生します。
広告費を最適化するための実践ポイント
ここからが実務で重要です。
① 商品別でROIを必ず見る
全体で判断するのはNGです。
- アフィリエイト比率が高い商品
- RPP依存の商品
を分けて分析します。
② RPPは「守り」として使う
RPPは攻めではなく、
👉 “他店に取られないための防御施策”
として捉えるのが正解です。
③ キーワードの精査を行う
無駄クリックを減らすには:
- 商品と関連性が低いワードを削除
- CVRが低い検索クエリを除外
④ 商品ページ改善が最優先
最も重要なのはここです。
- CTR(クリック率)
- CVR(転換率)
が改善すれば、
👉 同じ広告費でも売上は倍以上に伸びます
まとめ|“二重課金”ではなく“勝ちパターン”
最後に整理します。
✔ この現象の正体
- アフィリエイト → 認知
- RPP → 刈り取り
✔ 店舗の最適戦略
- どちらかを削るのではなく
- 役割を理解して共存させる
✔ 本質
👉 ユーザーの購買導線を“全部取りに行く”設計が重要


